全国大会で中国地区1位と2位が対決するという歴史的勝負となった準決勝は、残念ながら宇部高専に軍配が上がりました。

試合開始直後に立て続けに2トライ奪われ、宇部ペースで試合が進むかと思われましたが、津山は粘り強いプレーでボールキープを続け、前半終了間際で2点差まで追いつきました。

後半ついに逆転し、その後も津山がボール支配を続けましたが、なかなか追加点を重ねることができずに終盤に差し掛かった折、宇部が津山のディフェンスを突破し、再逆転。さらにドロップゴールを決められ、そのままノーサイドとなりました。

しかし、結果事残念なものとなりましたが、そのプレーはまさに歴史的対決にふさわしい、素晴らしいものでした。出会い頭の立て続けの失点にもくじけることなく、徹底したボールキープで何度もゴール前まで迫る様は、感動を覚えずにはいられないものでした。大寒波の中でも思わす手に汗握る、名勝負であったと思います。

今年度の大会は、中国対決以外にも、史上初の中国2校ベスト4進出、そして平成元年度以来32年ぶりの中国勢決勝進出という、歴史的瞬間が盛りだくさんの大会となりました。

今回は宇部高専に夢を委ねる形となり、その宇部高専は準優勝に輝きました。長年低迷に悩まされてきた中国勢にとって、大快挙です。来年度は、津山が夢の全国優勝の座を獲得できるよう、先続き私達OB・OGも応援を続けてまいりましょう。

そして最後になり恐縮ですが、今年度も多くのOB・OG、保護者、高専関係者や地域の皆様がラグビー部をご支援くださいました。誠にありがとうございました。今後とも、津山高専ラグビー部をどうかよろしくお願いいたします。